予め言っておきますが、今日のは写真が多くて、全部開くのに時間かかるかもしれません・・・。すみませぬ。
先週末、ちょっとした仕事で、黒い森地方(Schwarzwald)に行ってきました。
町の名前は、
Gernsbach(ゲアンスバッハ)。
黒い森の小さな町は、どこもそうだけど、ドイツらしくてかわいい(何をドイツらしいというのか本当のところわかりませんが・・)。
私は、どう考えてもメルヘンチックな乙女ではないけど、そんな私でも、おとぎ話に出てきそうな、旧市街のある小さな田舎町を、
たまに訪れるのは、いいなと思う。あくまでもたまにですが。
週末ということで、クマゾウさんと愛犬ディアナも一緒に行きました。
正しくは、クマゾウさんが、私を送って行ってくれた・・というべきか。
私の用事は一日だけだったので、頑張れば日帰り出来ないわけではなかったのだけど、せっかくだから・・と、黒い森のホテルに2日間泊まってみました。
仕事でしたが、気分はプチ旅行・・・というやつです。
ここで紹介したいのが、私たちが泊まったそのホテル。
スペイン風のステキなホテルだった〜。
Romantiklandhaus Hazienda
なんでこんな田舎町に、こんなお洒落なホテルがあるのかが不思議で仕方ありません。
偶然インターネーットで検索していて見つけたのですが、2006年の5月にできたばかりのそのホテルには、キッチンもついていて、自炊が出来る、どちらかというとアパートのようなホテル。
ドアもかわいい。
電子レンジや食器洗い機、湯沸かしポットに、コーヒーメーカー、包丁や食器なども置いてあって、自分のうちのようにくつろげる。炊飯器はなかったけど(当たり前か)。
これは、ちょっと、スペインの別荘に来た気分?
ロマンチック系は、どうもおしりが浮く感じがして苦手(落ち着いて寝られない!)なのだけど、ここはロマンチックながらも、煉瓦造りで甘過ぎないのがよかったのか、落ち着いて眠れました。笑
部屋にはPCも繋げるので、クマゾウさんは私を待つ間、仕事も出来た!
でも、こんなに物が揃っているのを予め知っていたら、日本茶とかコーヒーも持っていったのにな。スーパーで野菜と肉を買って、カレーでも作れたのにな・・。
って、どこまでも、小市民な私たち。
スペインを意識して作られているだけあって、(ドイツ人はみんなスペインを異常に好むのです)、なるほど、部屋から繋がっている庭は、ちょっとアンダルシア風。
でも、遠くにはやっぱり黒い森が見えるから、ここは間違いなくドイツの田舎町。
ホテルには、もちろんディアナも一緒に泊まりました。
ドイツでは、どんなホテルでも人間と同じように、普通に犬も泊まれるのです。
これは本当にありがたい。ああ、ドイツって、素晴らしい!!
ホテルのレストランは、やっぱりスペイン料理。雰囲気があって、ここもいい感じ。
インテリアのセンスもステキだった。
このレストランでタパスをいっぱい食べ、デザートには、バルサミコソースのかかったアイス。
私は、決してグルメではないし、それどころか普段は、外食嫌いの何が何でもご飯はお家で食べる派・・なのですが、旅先ではやっぱり外食もいいものだと思ってしまう・・。
そして何より、スタッフが感じよかった!
これはかなりポイントが高い。ここドイツにおいては!
皆さん、旅はガイドブックに載っていない小さな町のほうが、断然素晴らしい。
あ、いや、ベルリンやミュンヘンなどの大都市ももちろん見応えがあって、面白いですよ。
でも、心底くつろげて、ホッとできるのは、やっぱり田舎町ですな。
これって、たぶん歳をとった証拠なのでしょう。。。
若いころは、こんなところでわざわざ宿泊したりはしなかっただろうしな・・。
話は変わりますが、今回のプチ旅行のような、心休まる気分を現すのに、ピッタリなドイツ語があります。
gemütlich(ゲミュートリッヒ)。
辞書には、「居心地のよい」とか、「くつろげる」とか書かれていますが、この、gemütlichという単語には、日本語では現しがたい、独特のニュアンスを感じます。
あら?ドイツ語講座みたいになってきた。
そういうことで、仕事はさておき、gemütlichな週末でした。
あ、黒い森からの帰りは、お隣のフランス(これもまた、名もない・・いや、名前はあるだろう!・・小さな町)へちょろっと寄ったのですが、それはまた次回。
(の予定)