旅(チュニジア) | ♪Arte Gagliano♪
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チュニジア・・VOL.8 〜ラクダに乗って〜

♪月の〜砂漠を〜は〜るぅ〜ばると〜旅の〜ラクダが〜行きました〜♪
金と〜銀との〜くぅら(鞍)〜置いて〜二つ〜並んで〜行き〜ましたぁ〜♪

あ、もういいですか?
と言うか、この先は覚えてない!!!

こんな歌、子供の頃歌いましたね〜。



チュニジア旅行で、ラクダに乗りました。
残念ながら、月の砂漠へは行けませんでしたが、ラクダに乗っての海辺の散歩は実現しました!

それも、半分騙されて。笑

浜辺で散歩していたらラクダと一緒に現れたおじいさん。
私がカメラを持っているのを見つけ、おじいさんは、のっそりと近寄ってきた。
勿論ラクダと一緒に。

「フォト、フォト、アリババ、アリババ・・・」

フォトは分かるけど、なんでアリババなん?
わけ分かりませんが、写真を撮ってもいいってことかなと思い、カメラでラクダを撮ろうとした。

でも待てよ!多分お金撮られるだろう。。。
でも一枚くらいは記念にいいか・・と思い、カメラを構えたら、
フランス語でなんか言いながら、私たちに、ここに乗って!私が一緒に撮ってあげるから!と言うゼスチャー。

え?え? でも、これって絶対お金払う羽目になるわぁ。と確信しながらも、ラクダに乗りたいという欲望は抑えられなかった。

私たちは、先に5ディナール(500円くらい)渡して、二人でラクダに乗り、その写真を撮ってもらうことにした。

まず、ラクダがしゃがみこんで低くなったところへまたがり、その後またラクダが立つんですが、その時の衝撃が結構すごい。
斜めに思い切り傾くので、しっかりと鞍の手すりの部分を握っていないことには、まっ逆さまに、落ラクダ。。。。。?

「ホテルの近くまでこのまま連れて行ってあげます! 一人25ディナールだから、50ディナールで。」

ええ〜っ!おじいちゃん、そんなの頼んでない!!

なんぼなんでも5000円はないでしょ。払えませんて!

それで、私は無理やりラクダから飛び降りようとした!無謀!

おじいさんはそれには困って結局ラクダからおろしてくれたけど、10メートルくらいは歩いたから、30ディナールは払え!と言ってきた。

でも、私たちは、「お金がないんです。私たち学生だし(真っ赤なウソ)。」

そう言って情けを買ってもらい、合掌して南無阿弥陀仏と唱えてみた。
敬虔な仏教徒でもないのに・・・。

そしたら、10ディナールにしてくれた。

よかった・・・。
それでも1500円!!!!!
やっぱり騙されたんやんか〜。
でもラクダに乗れたし、仕方ないか。

しかし、こんな写真が1500円とは・・・・。



おじいさん、ラクダの頭切れてますって。。。



さてさて、明日から3日ほど留守にします。
ワインの勉強に行ってきますので。ほんまかいな〜。

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シディ・ブ・サイド 〜最も美しい町〜

チュニジアの思い出も、ういい加減飽きてきましたね〜。
しかし、今日のはそんなに長くないからご安心を。

VOL.7 は、チュニジアで最も美しいと言われる町、シディ・ブ・サイド
一日だけ、観光ツアーに参加して行って来ました。



白い壁と真っ青な扉や窓枠、手すりのコントラストが一際美しいこの町は、町並み保存地区にも保存されていて、どこを見ても、思わずため息が漏れるほど、本当に素晴らしい!



小道の向こう側には海が。



この下の写真は、世界最古のカフェと言われる、カフェ・デ・ナット



このカフェには、クレーやモーパッサンも好んで訪れたのだそう。
そりゃ、こんな所だったら、次々とインスピレーションが湧いて出てきて、創作活動もはかどりそうだ・・・。

今でも、この町には多くの芸術家が住んでいて、やはり画廊もいくつかありました。
画廊の2階に上がったら、涼しげなシャンデリアが。
やっぱりこれも、青かった。



私も小さいけれど、とてもかわいいリトグラフとオリジナルの水彩画を見つけて購入!

チュニジアを象徴するような、趣ある扉。



かわいくないですか?
どれも普通の家の扉なんでしょうけど、思わず立ち止まってじっくり観察してしまった・・・。



チュニジアの扉は有名で、扉だけを集めて撮った写真集も売られているほど。

前にも載せたけど、あまりにも美しいのでもう一度。



登りきった丘から見下ろせば、そこはエメラルド色の海でした。

もう、2週間も前のことなのにあの町の色彩の鮮やかさだけは、くっきりと思い出せます〜。

はっ!と現実に引き戻され、窓の外を見ると、灰色の空。
ドイツは、ここのところ、悪天候です・・・・。

ああ〜、チュニジアンブルーが懐かしい・・・・。


次のチュニジアの思い出は、「ラクダに乗って」。最終回です。

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チュニジアの・・・ VOL.6 〜カフェと水タバコ〜

さて、前回の記事で予告していた、水タバコ について。

ホテルで出会ったなぞのおっちゃんに招待されて行った、カフェ。



きれいな写真が取れなくて残念だったけど、民族風の調度品、机や椅子、も雰囲気あるもので、オープンカフェの屋根もワラで出来ていて、とてもエキゾチックな空気が流れていました。

前にも書いたけど、イスラム教徒はアルコールは一切取らないのです。
でも、チュニジアはイスラムの中でも、まだ開放的な国で、リゾート地のホテルやレストランでは、ちゃんとビールもワインもあります!
ただ、こうして町に出て行くと、宗教を重んじる国だというのを目の当たりにし、改めてアラブ諸国に来たんだぁという実感が沸いてきます。



お酒がなくても陽気に盛り上がる若者やおじさんたち。
やっぱり女性は少ない。
解放的なイスラムの国、チュニジアでも、女性は家で留守番・・という昔のしきたりはまだ残っているのかもしれません。

さて、ミントティーとお菓子を飲みながら、おっちゃんが頼んだのが、
水タバコ。



説明するまでもないかもしれませんが、アラブの人たちの中ではタバコよりポピュラーな、水タバコ。



インテリアにも出来そうなくらいの美しい器具です。
これらの大きな器具が、カフェにはたいてい置かれていて、それを借りて、(勿論お金は取られる)、のんびり水タバコを飲むのです。
飲む?吸うのでしょうけど、まるで飲んでるようだった。

勿論みんな家に専用器具を持っているのだけど、こうしてカフェでくつろいで飲むのがまたいいのだそう。

味も、りんご、もも、オレンジ、いちぢく・・など、フルーティーなものが豊富で、バニラも人気があるんだそうです。

美味しいんかいな?
私は、ジュース飲むほうがいいけどな。

ニコチンやタールは普通のタバコに比べて少ないのだそうです・・。
しかし、残念ながら、匂いはタバコそのものでした〜。
ちょっとフルーティーな香りつきの?!

下の、ツボ状のところに水が入っていて、上に専用のタバコを置いて火をつける。
ちょうど、お香のような感じで・・。
長い管が付いていて、それを普通のタバコと同じように吸うのだそうです。

吸うと、ボコボコ、ボコボコ・・・・と、水が泡吹くように音を立てます。
不思議なのは、吸っているのに、水が上がってこないこと。
そりゃ、タバコであって、コップに入っているジュースじゃないのだから、水が上がってこないような仕組みになっているのは当然だけど。
でも、吸うって言ったらやっぱり、私はストローのような仕組みを思い浮かべてしまうのです。

おっちゃんや、他のお客さんが、水タバコを吸っている音がなんとも不思議に耳に残っています。
そこらじゅうで、ボコボコ、ボコボコ・・・。

理科の実験を思い出す〜!

町のお土産屋さんにも、やっぱりインテリア用の小さなものから、大きなものまで、カラフルな水タバコのパイプが売られていました。



私もクマゾウさんも、タバコを吸わないから購入はしませんでしたが・・・。

私は、お酒もタバコもなくても、楽しい人生送るのに問題はないけど、この水タバコは、お酒の飲めないイスラム教徒にとって、唯一の娯楽なんやろな・・・。と思ったりしました。



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チュニジアの思い出 VOL.5 〜謎のおっちゃん〜

今日はまず最初に、一昨日だったのですが、ミクシィの7000人目の足跡を踏んで下さった方の発表です。

フィガロさんでした!

拍手おめでとうございます。そして、いつもありがとうございます。嬉しい
これからもどうぞよろしくお願いします。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

謎のおっちゃん の登場で、私たちは、時差の間違いに、やっと気づくことになる・・・。

昨日の続き。

私たちの時計は、まだ1時間逆戻りさせた、そのまま・・・。
その日の朝食後のお話。

おてんきホテル中庭のソファで、のんびりくつろいでいるところへ、一人のおっちゃんが声をかけてきた。

「君たちどこから?」(英語で)

「ドイツから。」(英語で)

「あ〜!ドイツ!」(ドイツ語で)

おっちゃんは、堪能にドイツ語を話し始めた。

先ず初めは世間話。ドイツやチュニジア、日本について。

そんなこんな話してるうちに・・・おっちゃんは違う話を持ち出してきた。

「今日の夕方、ハマメットの街中まで行くミニツアーがあるんだけど。
じゅうたんや、セラミック製造の見学が出来て、いや、買う必要はないよ!もちろん見るだけでもいいの。で、自由時間もあって・・ハマメットの街、面白いよ。珍しい建物とか塔があって・・・。それに・・」

「それに?」

「無料!バスがホテルから出るから、ツアー代とか、一切無し!」

来た来た! タダより怖いモノはない。

こっちの国は、観光客が神様で、観光客の落としていくお金で国が成り立っているようなもの。
勧誘や、お店での、10倍くらいの値段ふっかけや、うまく値切って、安く買い物するワザが必要・・等々、色々聞いてはいたけれど、早速、やって来た怪しげな話!

「タダだってよ・・・。」
「どうする?」

私たちは、しばしの間考えて、でも、せっかくアラブの国に来たのだから、その土地の買い物の仕方や、街自体にもちょっと興味があるし・・と、そのツアーに参加するという、勇気ある行動に出た!

「夕方4時に、ここからバス路線バスが出るから。」

そう言って、謎のおっちゃんは、その場を去って行った。

そして午後・・・。
おっちゃんとの約束通り4時に行ってみたら・・・。

誰もいない!

そりゃそうだ。ホントはもう5時なのだから 汗

「君たち、なんで来なかったの〜!」 

「え?だから、来てるじゃないですか。4時って約束でしたよね。」 と私たち。

「あ〜、もう夏時間に切り替わってるんだよ。知らなかったの?」

「えっ!?

そこで始めてチュニジアも夏時間を使用していることを知ったのでした。

みなさま、チュニジアへ行く際は、くれぐれもご注意を。
夏(3月末から)は、日本時間とは、7時間の差になりますっ。

謎のおっちゃんのミニツアーは、おっちゃんの特別の計らいにより、他のホテルの宿泊者の方々のバスに乗せてもらって、予定通り参加することが出来ました。
タダより怖いモノは無い・・ と言い聞かせながら・・・。

まだ読み続ける元気と根気のある方(素晴らしい!)、続きの 珍騒動 が知りたい方は、クリックして続きを開いてくださいね。
謎のおっちゃんの写真も登場!


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チュニジアの思い出 VOL.4 〜怒り〜

チュニジア旅行中、色々あった、怒り怒り

その前に、また今日も、美しいハマメットの海を。。。。



この町は、画家、パウル・クレーや、建築家、フランク・ロイド・ライトなども愛したという、昔からのリゾート地・・らしい。

ドイツを出発する前に、日本語のチュニジア旅行ガイドを2冊手に入れて、しっかり読んでからバカンスに出かけた。

一つは、どこでも必ず見かける黄色い表紙の某社の旅行ガイドブック。
もう一冊は、歴史や文化や芸術にもう少し深く入り込んだ説明がされているガイドブック。

どっちも、ちゃんと読んでいったので、美術館や遺跡の見学も、予備知識があった分、楽しめたのは良かった!

上のパウル・クレーの話も、これらの本で仕入れた情報・・・。

し・か・し・・・・・

どちらの本にも、誤情報が掲載されていた。

「チュニジアは、夏時間を採用しないので、他のヨーロッパの国とは一時間の時差がある。日本とは夏の間も8時間の時差のまま。」

これ、思い切り信用しましたって!
だって、2冊ともしっかりと、そう書かれてあるんですから。


さぁ、チュニジアへ出発〜っ!飛行機
飛行機に乗り込んで間もなく、私は、本の指示通り、時計を1時間戻し、チュニジア時間に設定した。

2時間40分後、チュニス空港に到着。
目的のハマメットという町まで、バスに揺られること小1時間。

16時くらいにホテルに到着。
食事は19時から22時までの間だから・・・と、しばらく部屋で休んだのち、19時ちょっと過ぎに、レストランへ。ディナー

しかし、開店時間を数分過ぎたばかりだというのに、既にたくさんの人が席に着いていて、中には殆ど食べ終わっている人や、食べ終えて部屋に戻ろうとしている人も・・・。

「みんな早食いやなぁ。」

まだ、19時になったばかりなのに・・。

そんな中、アワ(our)ペースで、呑気に、ノロノロ、たらふく食べる、私たち。

食後、部屋に帰ってTVをつけると、4局ほど、ドイツの番組が映った。

「わ〜い♪ドイツの放送が入るやんっグッド

毎日見ているニュースや天気予報などを見て過ごしているうち、あっと言う間に時間が経ち、0時の時報(ドイツの番組内での)が。。。

「あ、もうドイツは0時やで!でも、まだここは23時やからな・・。」

「今日は、早寝ってことだね!!」

そんな会話をしつつ、そのまま眠りについた。

朝も目覚まし時計を7時半に合わせて起床。シャワー。
準備万端で、朝食へ。朝食は6時半から10時に取れば良いことになっている。

まだ8時半やから時間は、たっぷりあるなっ!」

そんなことを思いながら、レストランへ行ってみると、あまり人がいない。

「ま、ヨーロッパ人は早起きだから。」(注・このホテルの滞在者の殆どがヨーロッパからの観光客!)

「多分、朝一番に食べて、もう海に行ったんやろな・・。」

自分で、ハムやパンやたまごを取ってお皿に載せるという、ビュッフェ式の朝食。
取りに行ってみると・・・。

す、少なっ・・・。しょんぼり

いや、種類も量もいっぱいあったのだろうけど、どれも、かなり減ってしまっている。

「8時半は遅かったか〜。明日はもうちょっと早起きするか・・。」

そのうち、ボーイが、だんだんせわしなく動き出し、片付けを始めた!
まだ9時過ぎなのに。。。。

早く退出した方がいいかも・・・と、私たちもサッサと食べて部屋に戻る。

その後、海辺で本を読みながら過ごし、今度は早めに!と、昼食開始時間より30分前にレストランをチラッと覗いてみたら、もう、既に食べている人が!
まだ30分前なのに。。。。

「もうやってるやん!!予定より早く入ることも出来るんや。」

「ま、適当に早く入れてくれることもあるんだろう。」


その辺で、もういい加減気づくべきだった。

本当は、チュニジアも夏時間を採用していて、全てが、私たちの思っている時間より、1時間先を行っていたということを。

昨日の夕食に行ったのは、まだ19時過ぎ・・ではなく、もう、20時過ぎ・・だったのだ。
食べ終わってる人がいても、そりゃ不思議ではない。

テレビの時報が鳴ったとき、まだ23時・・とか言ってたけど、やっぱりそれは、もう、0時・・だった。

今日起きたのは7時半・・じゃなくて、もう、8時半・・だった。

朝食はまだ9時過ぎ・・じゃなくて、もう、10時過ぎ・・・・・・・・・・・・続く・・・。たらーっ
ボーイさんが片づけ始めたのも、そら、頷ける。

そう。時計を一時間戻す必要なんて、全くなかったのだ。

それに気づいたのは、ホテルの土産物売店で働く、謎のおっちゃん とのいきさつがあったから。

おっちゃん・・て言っても、きっと私より若かったんだろうけど。

その話は、また今度。

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チュニジアの思い出 「謎のおっちゃん」

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