チュニジア旅行中、色々あった、
怒り。
その前に、また今日も、美しいハマメットの海を。。。。
この町は、画家、パウル・クレーや、建築家、フランク・ロイド・ライトなども愛したという、昔からのリゾート地・・らしい。
ドイツを出発する前に、日本語のチュニジア旅行ガイドを2冊手に入れて、しっかり読んでからバカンスに出かけた。
一つは、どこでも必ず見かける黄色い表紙の某社の旅行ガイドブック。
もう一冊は、歴史や文化や芸術にもう少し深く入り込んだ説明がされているガイドブック。
どっちも、ちゃんと読んでいったので、美術館や遺跡の見学も、予備知識があった分、楽しめたのは良かった!
上のパウル・クレーの話も、これらの本で仕入れた情報・・・。
し・か・し・・・・・
どちらの本にも、誤情報が掲載されていた。
「チュニジアは、夏時間を採用しないので、他のヨーロッパの国とは一時間の時差がある。日本とは夏の間も8時間の時差のまま。」
これ、思い切り信用しましたって!
だって、2冊ともしっかりと、そう書かれてあるんですから。
さぁ、チュニジアへ出発〜っ!
飛行機に乗り込んで間もなく、私は、本の指示通り、時計を1時間戻し、チュニジア時間に設定した。
2時間40分後、チュニス空港に到着。
目的のハマメットという町まで、バスに揺られること小1時間。
16時くらいにホテルに到着。
食事は19時から22時までの間だから・・・と、しばらく部屋で休んだのち、
19時ちょっと過ぎに、レストランへ。
しかし、開店時間を数分過ぎたばかりだというのに、既にたくさんの人が席に着いていて、中には殆ど食べ終わっている人や、食べ終えて部屋に戻ろうとしている人も・・・。
「みんな早食いやなぁ。」
「
まだ、19時になったばかりなのに・・。」
そんな中、アワ(our)ペースで、呑気に、ノロノロ、たらふく食べる、私たち。
食後、部屋に帰ってTVをつけると、4局ほど、ドイツの番組が映った。
「わ〜い♪ドイツの放送が入るやんっ
」
毎日見ているニュースや天気予報などを見て過ごしているうち、あっと言う間に時間が経ち、0時の時報(ドイツの番組内での)が。。。
「あ、
もうドイツは0時やで!でも、
まだここは23時やからな・・。」
「今日は、早寝ってことだね!!」
そんな会話をしつつ、そのまま眠りについた。
朝も目覚まし時計を7時半に合わせて起床。シャワー。
準備万端で、朝食へ。朝食は6時半から10時に取れば良いことになっている。
「
まだ8時半やから時間は、たっぷりあるなっ!」
そんなことを思いながら、レストランへ行ってみると、あまり人がいない。
「ま、ヨーロッパ人は早起きだから。」(注・このホテルの滞在者の殆どがヨーロッパからの観光客!)
「多分、朝一番に食べて、もう海に行ったんやろな・・。」
自分で、ハムやパンやたまごを取ってお皿に載せるという、ビュッフェ式の朝食。
取りに行ってみると・・・。
す、少なっ・・・。
いや、種類も量もいっぱいあったのだろうけど、どれも、かなり減ってしまっている。
「8時半は遅かったか〜。明日はもうちょっと早起きするか・・。」
そのうち、ボーイが、だんだんせわしなく動き出し、片付けを始めた!
まだ9時過ぎなのに。。。。
早く退出した方がいいかも・・・と、私たちもサッサと食べて部屋に戻る。
その後、海辺で本を読みながら過ごし、今度は早めに!と、昼食開始時間より30分前にレストランをチラッと覗いてみたら、もう、既に食べている人が!
まだ30分前なのに。。。。
「もうやってるやん!!予定より早く入ることも出来るんや。」
「ま、適当に早く入れてくれることもあるんだろう。」
その辺で、もういい加減気づくべきだった。
本当は、チュニジアも夏時間を採用していて、全てが、私たちの思っている時間より、1時間先を行っていたということを。
昨日の夕食に行ったのは、
まだ19時過ぎ・・ではなく、
もう、20時過ぎ・・だったのだ。
食べ終わってる人がいても、そりゃ不思議ではない。
テレビの時報が鳴ったとき、
まだ23時・・とか言ってたけど、やっぱりそれは、
もう、0時・・だった。
今日起きたのは
7時半・・じゃなくて、
もう、8時半・・だった。
朝食は
まだ9時過ぎ・・じゃなくて、
もう、10時過ぎ・・・・・・・・・・・・続く・・・。
ボーイさんが片づけ始めたのも、そら、頷ける。
そう。時計を一時間戻す必要なんて、全くなかったのだ。
それに気づいたのは、ホテルの土産物売店で働く、
謎のおっちゃん とのいきさつがあったから。
おっちゃん・・て言っても、きっと私より若かったんだろうけど。
その話は、また今度。
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