今日はダニの話〜。
結構気持ち悪いかも。すいません。
しかし、ドイツにお住まいの方には絶対に知っておいて欲しい情報です。
ダニ。ドイツ語では、Zecke(ツェッケ)と言います。
ダニといってもいろんな種類があるのですが、ドイツの森に生息するそのダニは、それはそれは恐ろしいダニなのです。
何が恐ろしいって、このダニに刺されると・・・・
神経が麻痺し、言語障害や記憶障害が出たり、脳炎を起こして全身不随になったり、ひどいときは植物人間状態にまで陥ることもあるらしい。
最近テレビや新聞で取沙汰されているのでご存知の人も多いと思いますが、ドイツ中部から南部にかけての森ほぼ全域で、その恐ろしいダニが大発生しているのです。
毎年この時期にはいつも問題になるし、今年に始まったことじゃないけれど、年々その危険度が増しているのだそう。
先日、ドイツの人気サッカー選手、シュヴァインシュタイガーがそのダニに刺され、二週間ほど前から病院に入院して治療を続けているのですが、今期の試合にはもう出られないだろう・・とも言われています。
彼の場合は6ヶ月ほどすれば治るそうですが、それでも6ヶ月・・。
ドイツ期待の有能な若手選手、後遺症が残らないことを祈ります。
この間たまたま見ていたテレビのトークショーで、感染症専門のお医者さんがゲスト出演していて、色々説明してくれていたのですが、なんとこのダニ、一年間何も食べなくても生き続けることができるそうな・・。
核戦争が起こっても生き残るらしいゴキブリにも負けず劣らずの生命力。
そして、自分の体の200倍の血を吸うことができるそうだ。
てことは、血を吸ったら、このダニは200倍に膨らむということか・・?
気持ち悪くて想像したくもないけど。
そんなダニの写真を載せたら、この先もう読んでもらえないかもしれない。。。
でも、載せてみる。。。
ダニについて、もっと詳しく知りたいという人は
こちらで専門家のお話(ドイツ語だけど・・・)をお聞きください。
そういうわけで、うちの近所にも森がありますが、ダニが怖くてずいぶん長いこと行っていません。
愛犬にも、うちの周りの散歩で我慢してもらっています。
専門家曰く、森でのジョギングもかなり危険だそうです。
ダニは飛ぶことができないため、空気中で広がることはないそうですが、例えば、地面に置いたコップにダニが這い上がり、それをたまたま手にした人の皮膚に入り込んだりするのだそうです。
ダニよけのスプレーや薬もありますが、このダニから完全に身を守るためには、ワクチンを接種することが一番らしい。
不思議なことに、北のほうには、この恐ろしいダニは生息していないのだそう。
この間、危険度が示されている地図を見たのですが、ヘッセン以南は真っ赤でした!!
ヘッセン以南にお住まいのみなさま、十分ご注意くださいませ〜!!!
花粉症に続き、これで益々外出が減りそうな予感です。。。