「香水−ある人殺しの物語」(原題・Das Parfum−Die Geschichte eines Mörders)。
ドイツ人の作家、パトリック・ジュースキント(Patrick Süskind)の小説です。
1985年に出版されたこの小説は、世界41カ国で翻訳され(勿論日本語も)、12,000,000冊のベストセラーとなった作品なので、読んだことがあるわ!という方もたくさんいらっしゃるでしょう。
この作品が、ドイツ人監督、トム・ティクヴァによって映画化され、ここドイツでは、一昨日の9月14日から公開されています。
出演は、ベン・ウィショウ、ダスティンホフマン、レイチェル・ハード・ウッドなど・・・。
147分の長編。
DAS PARFUM(サイトはドイツ語)
原作が大人気だったというのもありますが、ドイツ映画史上最高額を投資して作られたというだけあって、ドイツ国内ではかなり話題になっています。
しかし作品のオリジナル言語は英語。
ドイツ映画なのに、結局また、オリジナルではなく、ドイツ語吹き替えになったものを鑑賞する事になります・・。
私も、まだ原作を読んだことが無いので、他から仕入れた情報で申し訳ないですが、舞台は18世紀のフランス。異常なまでの鋭い嗅覚と、「匂い」に対する執着心を持った男が主人公の話だそうです。
嗅覚・・と来たら、「嗅覚には自信あり!(臭いもの関係には、反応大)」の、この私が読まない(観ない)わけには行きませぬ。
実はドイツ語の原作が、我が家にはあるのです(蔵・クマゾウさん)。
なんでも、クマゾウさんの高校時代のドイツ語と歴史の先生が、これは、絶対に、本当に面白いから読みなさい!と絶賛、推薦していた作品だったので、一応買ってあったらしい(=けど、それから十数年経った今、まだ読んでいない・・?)。
映画を観る前に原作を是非読みたいと思ったのですが、ドイツ語で読んでいたら、年が明けてしまい、上映期間が終了してしまいそうなので、日本語のを手に入れて、それを読んでから鑑賞に望もうと思っています。
なるべく早く観に行って、また感想を書くつもり(予定は未定)なので、ちょっとだけ乞うご期待!
ちなみに公開は、フランスが、2006年、10月4日、イタリア10月6日、ベルギー10月11日、イギリス11月1日(予定)、アルゼンチン11月30日、アメリカ12月8日、オランダ12月14日、フィンランド2007年、2月9日だそうです。
そして、肝心の日本は・・・・未定。
こんな情報書いても、日本の皆さんには何の役にも立ちませんでした。すみませぬ・・・。
こちらでは今、一押しの話題作であり、相当盛り上がっているので、あくまでも私の勝手な予想ですが、来年中には日本でも公開になると思われます。映画好きの皆さんは、是非チェックしておいてくださいませ。
原作・日本語
香水―ある人殺しの物語
原作・ドイツ語
Das Parfum. Die Geschichte eines Mörders.
comments »
先日、この記事に書かれている映画「香水」を観ました。その後にインターネットで検索しているとこのサイトにたどり着きました。
この作品ってまだ日本では公開されていないのですね。
観る前に何も調べずに観ましたが、観た後にこの記事を拝見し、とても参考になりました。
トラックバックを送らせていただきました。よろしくお願いします。
ご訪問とコメント、どうもありがとうございました。
この記事を書いたのは、昨年(2006年)の秋で、当時はまだ日本で公開される日がはっきり決まっていなかったのですが、確か、今年の初めか春頃に公開されたのではないかと思います。日本でもかなり話題になったようです。劇場内に「香水」の香りをまき散らせて、より一層映画にのめり込もう・・とかいうサービスまであったそうです(日本らしい・・笑)が、私としては、実際に香りを蒔くのはどうかな・・と思いました。かえって想像力を妨げることになるんじゃないかな・・と。
何はともあれ、「香水」は素晴らしい作品ですよね。そちらでもきっと話題作になっていることと思います。
トラックバックありがとうございました♪
しかし、私が、「この記事のリンクを含まないTBは受け付けない」という設定にしていたからか、残念ながら届いていませんでした。。
先ほど設定を変えてみたので、もしよければもう一度TBを送信してみて下さい。お手数おかけしてすみませんがどうぞよろしくお願いします。