2005年11月の記事 | ♪Arte Gagliano♪
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クリスマス市 in フランクフルト

フランクフルトのクリスマス市☆

クリスマスもいよいよカウントダウンが始まりました。
え?クリスマスって、カウントダウンするのか?
年越しと間違えてる?私。

いや、ドイツでは本当にカウントダウンするんです。
4週前の日曜から、ロウソクに火を灯し(アドべンツクラント)、アドベンツカレンダー(カレンダーの日付が小窓になっていて、中に、かわいい絵が描いてあったり、チョコレートが入っていたり、オモチャが出てくるのもある!)を一日一日開けてゆき、指折り数えながらクリスマスを待ち続けます。風情ありますよね。
私は、チョコレート入りのアドベンツカレンダーが欲しかったのだけれど、毎日食べるの大変だから、今年も断念・・・。

ドイツに来たばかりの学生のころは、広場に立つクリスマス市(日本の夏祭りのように出店がいっぱい並ぶ)が、毎年楽しみでならなかったのですが、もういい加減、11回目(!)となると、
「どうせまた人がいっぱいに違いない。出ている店も毎年同じだろう。もう何も目新しいこと無いわ。キリスト教信者でもないしな。寒いからおうちでおとなしくしてよ。」
そんなことを思うばかり。

なのに、まるで小学生に課せられた宿題のように、毎年必ず見に行ってしまうクリスマス市・・・。ツリー

フランクフルトのクリスマス市は、5年ほど前に、一度見たことがあるだけで、住人(なんて言うと、フランクフルト市内の住人には怒られそうだが)となってからは、初めて。
やっぱり毎年見るのと特に変わり映えは無いのだけれど、それでも、ドイツのクリスマスはいいもんだ・・・という気にさせられるから不思議です。

美味しそうなお店がいっぱい並び、どこもかしこも賑わっていましたが、そこで、どうしても思い出されるのが、現在毎日のようにニュースで取り上げられ、ドイツじゅうで大騒ぎとなっている、『腐敗肉が売られていた』 という問題。そのお蔭で巷のソーセージ屋は上がったり。
噂ではなく、検査局による調査で明らかになっただけに、この問題は予想以上に深刻です。

それでも大人気のソーセージ。クリスマス市では健在です。おいしいから我慢できないんでしょうね。私もホントは大好きなんだけどな・・・。
やはり、少なからず影響が出てるみたいで、ホント、お気の毒です。

アーモンド!オイシ〜私たちは、一応お店を一通り見て回り、大好きなGebrannte Mandeln(アーモンドの周りに砂糖を絡めて炒ったもの!美味し〜♪)だけ買ったら、それで十分満足してしまい、足早に帰路に着いてしまいましたが。

しかし、ドイツのクリスマス市は、一度は見る価値アリ。★★★★★
イタリアやフランスのクリスマスも見たけれど、ドイツの華やかで、でもどこかちょっと田舎くさい(?)、良く言えば温かい(!)、それにかなうところは、いまだお目にかかったことがありません。

昨晩ローカルニュースで放送されていた、リューデスハイムという街のクリスマス市は、世界のクリスマス市というテーマなのだそう。
フィンランド、イギリス、メキシコetc...各国の屋台が並んでいるのだとか。
ミニ万国博覧会みたいでなんだか面白そう。

なんだかんだ文句を言いつつ、また今週末も、行ってしまうのだろうか?
クリスマス市・・・。

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♪ドイツの歌ベスト100♪

ZDF(ドイツの放送局のひとつ)で、『ドイツの歌ベスト100!』というような番組が放送されていました。
ドイツ人が選ぶ、ドイツの歌100曲。

このベスト100の中に、クラシックの曲が選ばれていた! 
ポップスやロック、歌謡曲の中に混じって、クラシックの大作曲家の面々が・・。
さすがドイツ!

ひとつは、私のこのブログの背景にもなって下さっている、ベートーヴェンのシンフォニー、第九番(喜びの歌)。

ドイツ人は、東西ドイツ統一の喜びを、この曲の最終楽章、歓喜の歌(シラーの詩)に、重ね合わせているのでしょうね。多分。
よう分からんけどな・・・。 ←コレ関西人特有の、あいまいな時の逃げ方らしいよ。

そしてもうひとつは、ハイドンの弦楽四重奏曲、『皇帝』。
国歌として選ばれていたので、皇帝の2楽章のあの旋律・・と言うべきか。
ハイドン:弦楽四重奏曲第17番&第67番&76番&第77番
ハイドン:弦楽四重奏曲第17番&第67番&76番&第77番
イタリア弦楽四重奏団, ハイドン

そう。ドイツの国歌は、ハイドン作曲、弦楽四重奏曲Op.76-3(77番)の2楽章が、オリジナルなのです。

ハイドンのカルテット曲には、ほかにもっと素晴らしいのがあるけど、でも、この2楽章の旋律は、何度弾いても、聴いても、しみじみきます。
これが国歌だなんて、ドイツ人が羨ましい限り。

そりゃ、こんな国歌だったら何べんでも歌いたい・・・って国民は思うことでしょう。
日本の国歌は・・何度も弾いたり歌ったりしていたら、危険。誤解されそうだ。冗談抜きで。

ちなみに、一位に選ばれたのは、ロックバンド、スコ−ピオンズの曲でした。曲名は忘れてしまいました。
ドイツのハードロックバンド。名前は知っていましたが・・・。
おじぃちゃんになっても、あんなふうに歌えるのってすごい。
・・としか私にはコメントできない。

こういった懐かしの100曲・・とか思い出のベスト100・・といった番組は、日本でもよくあるけれど、果たして、フィンガーファイブや山口百恵、ピンクレディに並んで、滝廉太郎や山田耕筰、宮城道雄の名が連なることがあるだろうか・・・?
ん゛〜。悲しいけど、難しそう。

ドイツのクラシック音楽の土壌の広さには、つくづく感心します。
ここは、音楽家にとって天国のようなところ・・です。ホントに。

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銀世界

寒いがな!

昨晩、練習を終え、楽器をしまいながら、周りが異様に静かなことに気づき、窓を開けてみると・・・。

しんしん・しんしん・しんしん・しんしん・・・。タ・ class=
雪が静かに降り続けていました。
あたりはもう銀世界

真っ白〜!

と叫びたかったが、ここ、フランクフルトから少し離れた小さな村には、それほどは積もりませんでした・・・。
それでも、今朝起きて、窓のシャッターを開けると。

明るい!

しかし、実際は、空を見上げても、ドイツの冬らしい灰色のどんよりとした曇り空。
それでも雪は、世界をパッ!と明るくするのです。眩しいほどに。
いつもグレーな道路も、その積雪の白が、わずかな光に反射して。

こういう冬の詩的な情景は、時に夏のそれよりずっと温かく感じられる・・。

ってことは無いな。
やっぱり冬は冬です。現実とはそんなもの。
上の、雪に埋もれて凍えるくまたちを見てください。
寒いがな・・・と言う声が聞こえてくる。かわいそうに。

でも、外へ出かけるときは、私もこのくまと同じ気持ちなのよ。
う、ぅ、、ぶるぶる・・・。

寒くて長いドイツの冬は、まだ始まったばかりです。

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スペイン風オムレツ

Spanische Omelette

ウチのくまさん作、スペイン風オムレツ。
ジャガイモがいっぱい入った、オムレツです。
シンプルだけど、ホクホクで、やっぱりドイツのジャガイモ(スペイン風オムレツだが・・・)はおいしい。
この焦げ具合と、ふわふわ加減が絶妙で、美味。
クマゾウくんありがとう!

生卵に、卵形のチョコ(Kinder‐Überraschung)の包み紙を丁寧にかぶせて、冷蔵庫のケースに並べたりなんて、もうしませんから。
ゴメンね〜。

スペインでは、駅の売店にも、このオムレツが売っていました!
そういえば、演奏旅行のときも、スペイン風オムレツ、毎日食べていたような記憶が・・・。

ん〜。それにしても、スペインには美味しいものがいっぱい。
ほとんど食べていた記憶しかないくらいです。

今の時期だと、クッキーのような、砂糖の塊のような、真っ白なスペインのクリスマス菓子。ポロポロで、すぐ崩れてしまう・・・ポルボロン・・でしたっけ?
あれが食べたい!

それにしても、クリスマスっていうのは、食べるべき(食べたい!)ものがありすぎて、本当に困ったイベントです。

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レープクーヘン



ドイツのクリスマスのお菓子、Lebkuchen(レープクーヘン)。

実はそんなに好きではないのに、クリスマスの近づくこの時期には、どうしても買ってしまいます。

このお菓子抜きで、ドイツのクリスマスは語れんでしょう・・というほど重要な(?)お菓子です。

元は、ニュルンベルクで作られた焼き菓子で、どういうものかと申しますと、アーモンドや、ナッツ類、香辛料がいっぱい入った硬めのケーキで、写真のものは、チョコレートコーティングがされているけど、砂糖がかけられたものなどもあります。
そして、底の部分は白いオブラート。

オブラート・・・日本では、普通、薄い、透明のセロファンみたいなものじゃありません?
昔、駄菓子屋にあった、決して美味しいとは言い難い、フルーツ味の硬いゼリー(あれはゼリーと言うのか?)を包んでいたペラペラなそれ。

でも、これはそのオブラートとは別物で、その分厚さは、まるで厚紙のよう。
私は、10年前に初めてこのレープクーヘンを食べたとき、このオブラートを本当に紙だと思って剥がし、「食っべにくいお菓子やなぁ・・。」と文句を言いつつ、上のケーキの部分だけを食べていました。

味は、香辛料の効いた(生姜、コリアンダー、シナモン、アニス、チョウジ、カルダモンなどが入ってっているらしい)、まさにクリスマス味です。
私には、生姜とシナモンくらいしか馴染みは無いですが。

街を歩いていると、そこらじゅうから、嫌でもこのスパイシーな香りが漂ってくるこの時期。

そう、もうすぐクリスマスです。

暑かった8月ごろからずっと、練習の合間に、ヴァイオリンをギターのように抱えた状態で、ふと、♪ジングルベル♪(クリスマスの歌!)をピチカートで奏でてしまっていた私。
    (★注意:♪ジングルベル♪を練習しているわけではありません!)

何故だか、真夏から♪ジングルベル♪が止まらない私に、
「今は夏なんだ。やめてくれ〜!」と嫌がっていたくまさん(夫)にも、このクリスマスシーズンの到来で、もう気兼ねすることなく♪ジングルベル♪、ピチカートさせていただきます。

C-Dur。
♪ミッミッミ〜♪ミッミッミ〜♪ミッソッド〜レミ〜♪

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