クリスマスもいよいよカウントダウンが始まりました。
え?クリスマスって、カウントダウンするのか?
年越しと間違えてる?私。
いや、ドイツでは本当にカウントダウンするんです。
4週前の日曜から、ロウソクに火を灯し(アドべンツクラント)、アドベンツカレンダー(カレンダーの日付が小窓になっていて、中に、かわいい絵が描いてあったり、チョコレートが入っていたり、オモチャが出てくるのもある!)を一日一日開けてゆき、指折り数えながらクリスマスを待ち続けます。風情ありますよね。
私は、チョコレート入りのアドベンツカレンダーが欲しかったのだけれど、毎日食べるの大変だから、今年も断念・・・。
ドイツに来たばかりの学生のころは、広場に立つクリスマス市(日本の夏祭りのように出店がいっぱい並ぶ)が、毎年楽しみでならなかったのですが、もういい加減、11回目(!)となると、
「どうせまた人がいっぱいに違いない。出ている店も毎年同じだろう。もう何も目新しいこと無いわ。キリスト教信者でもないしな。寒いからおうちでおとなしくしてよ。」
そんなことを思うばかり。
なのに、まるで小学生に課せられた宿題のように、毎年必ず見に行ってしまうクリスマス市・・・。
フランクフルトのクリスマス市は、5年ほど前に、一度見たことがあるだけで、住人(なんて言うと、フランクフルト市内の住人には怒られそうだが)となってからは、初めて。
やっぱり毎年見るのと特に変わり映えは無いのだけれど、それでも、ドイツのクリスマスはいいもんだ・・・という気にさせられるから不思議です。
美味しそうなお店がいっぱい並び、どこもかしこも賑わっていましたが、そこで、どうしても思い出されるのが、現在毎日のようにニュースで取り上げられ、ドイツじゅうで大騒ぎとなっている、『腐敗肉が売られていた』 という問題。そのお蔭で巷のソーセージ屋は上がったり。
噂ではなく、検査局による調査で明らかになっただけに、この問題は予想以上に深刻です。
それでも大人気のソーセージ。クリスマス市では健在です。おいしいから我慢できないんでしょうね。私もホントは大好きなんだけどな・・・。
やはり、少なからず影響が出てるみたいで、ホント、お気の毒です。
私たちは、一応お店を一通り見て回り、大好きなGebrannte Mandeln(アーモンドの周りに砂糖を絡めて炒ったもの!美味し〜♪)だけ買ったら、それで十分満足してしまい、足早に帰路に着いてしまいましたが。
しかし、ドイツのクリスマス市は、一度は見る価値アリ。
★★★★★
イタリアやフランスのクリスマスも見たけれど、ドイツの華やかで、でもどこかちょっと
田舎くさい(?)、良く言えば
温かい(!)、それにかなうところは、いまだお目にかかったことがありません。
昨晩ローカルニュースで放送されていた、リューデスハイムという街のクリスマス市は、
世界のクリスマス市というテーマなのだそう。
フィンランド、イギリス、メキシコetc...各国の屋台が並んでいるのだとか。
ミニ万国博覧会みたいでなんだか面白そう。
なんだかんだ文句を言いつつ、また今週末も、行ってしまうのだろうか?
クリスマス市・・・。