週末、天気が良かったので、またもやドライブ&散歩に出かけました。
ドイツはヘッセン州の一都市、ダルムシュタットからもう少し南へ下がったところにある小さな町の、
アウアーバッハ城(Schloss Auerbach)をめざして。
この辺りにはこういった「Burgruine(ブルクルイーネ)」と呼ばれる古〜いお城がたくさんあるようです。他には例えば
フランケンシュタイン城とか・・・。
要するに、以前も紹介した、お化け
が出てきそうな建物。
シンデレラ城のモデルとなった、フュッセンのお城などもロマンチックで良いけれど、不気味だとかお化けが出そうだとか無茶苦茶言いながらも、私はこういうちょっと廃墟感のある、「ブルクルイーネ」 の方が好きだったりするのです。
数日前に雪が降り積もったため、山道を車で登って行くのはかなり怖かった・・・にもかかわらず、頂上は結構たくさんの人たちが。
しかし、時期が時期だけに、観光地にはどこにでも必ず現れると言われるアジア人も私たちの二人だけでした。
このお城は13世紀の後半に建てられたそう。
やはり改築を重ね、14世紀になって今のようなお城の姿となったらしい。
さぁ、この向こうに見える塔の上に登るのだ!
天気は抜群に良かったのに辺りは一面深い深い霧。
高所恐怖症のくまさん(夫)を無理矢理連れて、この塔の上まで登ってみました。
山の頂上の塔のてっぺんから見下ろした景色は、真っ白で幻想的。
しかし何も見えません。
これが、却って怖さを引き立てていたようにも思えるが・・・。
ちなみに、手前の赤いホオカムリのおばちゃんは、怖くてこれ以上先に進めなかったらしい。くまさんは偉くそのおばちゃんに共感していました。
観光で家族とともに来ていたのであろう子供たち数人が、
「ハリー・ポッターだ!!」
と叫んでいるのが可愛いかった。
確かに。納得です。魔法使いが出てきてもおかしくない雰囲気。
・・って、ハリー・ポッター、本で読んだだけで、映画は見たこと無いんだけど。
井戸。中を覗いても底は見えず、雪の塊を投げてみても、落ちた音が聞こえず。きっと、ものすごく深いに違いない。
城の上には一本の松の木が・・・。
でも、日本のそれとはちょっと違って、やっぱり洋風な感じがするのです。
こんな週末のちょっとしたお城見学。
丁度、日本のお寺巡りのような感覚か?!
京都生まれの京都育ちにもかかわらず、京都のお寺はいつでも行けるから・・・と3つくらいしか知らない私・・・。
ここではそんなことにならないよう、出来る限り見て回るぞ!と出不精改善を心掛けていますが、やはり全てを制覇するのは簡単ではなさそうです。
そしてオマケはこれ。
帰り道にまで、お化け屋敷さながらの演出が。
信号で止まっていた時にちょうど、月(ほぼ満月だった!)が重なって、思わずパチリと撮影してまいました。