2006年06月の記事 | ♪Arte Gagliano♪
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ドイツ、やばい?

って書いたら、ワールドカップの話か・・とお思いでしょう。

でも残念。今日のは、違います。
昨日たまたまテレビで見たニュース。

なんと、ドイツ人の10人に7人が、子供は要らないと思っているらしい。

今更話題にするのもなんなのですが、日本と同様に、ドイツでも少子化の問題は深刻です。

子供は要らない!と答えている人の多くは、学歴も、キャリアもあり、いわゆるインテリと呼ばれる類の人たち。
「失業率も高くて、いつ何時、自分がそのような立場に追いやられるか分からない。そんな時に子供なんていようものなら・・・。」

不安いっぱいの今の世の中を象徴するような調査結果だけど、70パーセントというのは、あまりにもすごい確立じゃありませんか?
これでは、これからのドイツ、やばいです。

もちろん、この問題を軽減するため、色々な政策もなされています。
例えば、子供のある家庭には、国から、毎月補助金が出る。
一人の子供につき154ユーロ、四人目の子供からは、もう少しその額が上がる。
もともと、子供のいる家庭は、子供のいない家庭に比べると、税金の割合も低くなり、優遇されてはいるけれど、それだけで解決できるような、簡単な問題ではありませぬ。

以前、「子供のない者に年金を与える必要は無い!」というドイツ某大学の学長の発言が、ちょっとした騒ぎになりました。
これは、差別的発言で、あまりにも馬鹿げている!と、結局それ以上の論議には至らなかったらしいけど、この学長に関しては、子供が欲しくても出来ないという人に対する、あまりにも無神経な発言だと、私も憤慨した覚えがあります。

でも、少子化、少子化・・と、ここまで頻繁にこの単語を耳にしていると、「えええ〜、子なし夫婦は損するやんかぁ〜」 などと、自分の今の立場だけで、短絡的に物事を考えているだけではあかんのじゃ・・・と、不安がよぎるわけです。お気楽な私でもね。

このままでは、ドイツが欧州一の経済大国だと威張っていられるのも時間の問題かも。

ドイツだけじゃないです。日本の将来も危ない。
私たちが、じいさんばあさんになるころに、私たちを助けてくれる若者はいないのです。

私も、一応バリバリ(?)働いていた時期があったので、女性が男性と対等にやっていけるようになった今の社会は素晴らしいと思います。
でも、だからって私は、決してフェミニストでは無いので、昨日のようなニュースには、いつものほほんと生きている私も、久しぶりにピクっと反応してしまった・・。

ドイツは、やばいです。

でも、明日のドイツ×アルゼンチン戦は、やばくないでしょ。
楽勝ですか?

やっぱり、最後はワールドカップの話題になってしまうのでした・・・。

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夏至→ナショナリズム→W杯

今日は夏至でした。

夏の始まり。
一年で一番日が一番長い日。

てことは、明日から、だんだん日が短くなっていくと言うこと。
夏の始まりは、冬への一歩でもあるのか?

白夜真っ只中の北欧では、この夏至の日を祝ってお祭りをするらしい。

学生の頃、「北欧ぐるっと一周一人旅」 をして、欧州最北端の地、ノルトカップと言う岬で、沈まぬ太陽を見たことがあるけど、そりゃぁ、あんな光景を見たら、感激して祝いたくなる気持ちもわかる。

しかし・・・。

ドイツでは、夏至を特別祝ったりしない・・らしい。

夏至を祝わないと言うドイツ人曰く、それは、ナショナリズムを連想させるから・・なのだそう。
何故、夏至=ナショナリズムなの?

これ、以前、ミクシィ友達が、なんでなの?と疑問を抱いて、日記に書いていた話題なのだけど、それを読み、私も、その真相をどうしても知りたくなった。
そして調べた結果・・・。

第二次世界大戦、ナチスドイツ時代、夏至の日は、ナチスのシンボルとなる祝日だったと言うことが判明 !
ナチスとの関わりの強い祭日を、そりゃぁ、今のドイツが祝うわけはないだろう。。と納得。

それにしても、11年近くドイツに住んでいて、ちっとも知らなかったこの事実。
でも、これって、私だけじゃなくて、知らなかった〜!と言う人も、案外多いのでは?

国家主義的思想で思い出すのが(私だけか?)、今開催中のワールドカップ。
これまた、ちょうど、今日が折り返し地点で、夏至とわざわざかけてあるのか?と思ったほどですが、このワールドカップの応援。

すごいですわ〜。
国旗をつけ、風になびかせながら走る車がわんさか。
そこらじゅうの家のベランダには、大きな国旗がパタパタ・・・。
ドイツだけじゃなくて、イタリア、イングランド、ブラジル・・・。
勿論、当然ながら、いくらアホな私でも、これは、国粋主義とか言うんじゃなくて、純粋にワールドカップで自国を応援したい!と言う思いの現れだというのは、承知してます。
でも、他国の国旗は見かけるのに、日本のは見たことないな。スタジアムで応援しているときを除いては・・。

ドイツでは、夏至がナショナリズムを連想させるらしいけど、日の丸は、日本のナショナリズムをモロに感じさせる・・から?

日本では、4年前のW杯の時期は、普通に日の丸が家の玄関やベランダに飾られたり、ひらひらと風に旗をなびかせた車が、わんさか走っていたんでしょうか・・。
そりゃないでしょう。。

私も、明日のブラジルとの試合では、〜純粋に、日本チームに頑張ってほしい!と言う願いを込めて購入した〜、ちっちゃな日の丸(とドイツ国旗も同時に入手)を振って、家で応援するのだろうけど、でも、だからって、その旗を、玄関とかベランダに飾るというのは・・・やっぱり躊躇する。

はぁ。。。。夏至って・・。
そんなことを考えながら、一年で一番長い一日は、あっという間に過ぎ去ってしまったのでした。

今日の写真。せっかくの夏至ということで、ベランダからの日の沈む様子を。


20時、快晴の青空。↑


21時。まだ太陽が。↑


21時40分の夕焼け。↑


22時。もうすぐ一番日の長い一日も終わりか・・。↑


23時。暗い。↑

夏至はやっぱり長かった・・。

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ワールドカップ関連グッズ?!

ワールドカップ関連のことは、Deutscher Stil の方で触れているので、それは避けて違う話を・・と思ったけれど、一つだけ書き忘れたことが!

私が大好きで、通い詰めているドイツのドラッグストア、dmミクシィではコミュニティーまで作ってしまった・・) で、先日買ったトイレットペーパー。
限定品と書かれていたので、思わず手にしていた品なのですが、今日初めて開けてみてビックリ。
こんなんでした。。。。



見えるでしょうか・・・。
サッカーしてますって。
これで拭くのも選手たちに申し訳ないような・・・。

しかし、なんでもサッカーです。本当に。。。
こんな商品まであるらしい。



サッカーボールとドイツ国旗色のコンタクトレンズ。

そう言えば、今日は、高円宮妃の久子さまが、ドイツで、日本対クロアチア戦を観戦されたそうで、こちらのテレビ放送でも、その様子が映像で流れていました。
ドイツ人アナウンサーも、ネタにしてましたが、サッカーボールサッカーボールの・・・
イヤリングをつけていらっしゃいました〜。(コンタクトレンズじゃなくて良かった〜。でもコンタクトレンズだったら、拍手して喜んだけど・・・あり得ない。ひやひや汗


さてさて、話は変わるけど、ここのところ、もう一方のブログばかり書いていて、こちらをサボっていたら、メロメロパークまっけろ〜に が、「ムダに元気」から、「そこそこ元気」 に二段階も格下げ(?)されていた。悲しい。

何のことかわからない方。
以前の記事にも書いたことがあるのですが、このページの右サイドにいる、もこもこの、白い、ブタ鼻のかわいいやつです。
まっけろ〜に と名づけたんですが、これ、私がブログを書くことによって成長し、ブログに書いた言葉を覚えて話すのです。
いつの間にか、期待していた通り、オナラや糞までするほどに成長しました。
それも、ものすごく気持ち良さそうに・・。イヒヒ
お暇な方は、右サイド、「LINKS」 の下のメロメロパークの中の まっけろ〜に をクリックしてみてください。
運がよければ、その、気持ち良さそうな様子が見られます。
まっけろ〜に の友達もいるので、その子達をクリックすると、友達のサイトに飛んでしまいますが・・。
しかし今まで、この まっけろ〜に に注意を払ってくれていた人って、いるのだろうか・・・。

ブログパーツをつけるとサイトが重くなるので、サクサク開きにくくなるのが問題ですが、かわいいし、これを通してブログ友達も出来たので、案外侮れませぬ。

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日本?そしてリゲティーが!それから・・

題の通りです。

日本は、あれれ・・・・・???

ということで。終わりにしておきます。



そして、今日、ハンガリー系オーストリア人の作曲家、リゲティーが亡くなりました。

リゲティーの作品は、弦楽四重奏曲を弾くという計画があったのですが、残念ながら実現の前に仕事をやめてしまったので、結局弾けずじまい。
これから弾くことも多分ないでしょう。

このニュースについて、詳しくは、時間が出来たらまた追加ということで(今から出かけるので〜)、でも、せっかくなので、宣伝しておきます。
この方の。2親等。
コダーイって書いてあるけど、リゲティーも弾いています。

コダーイ : 無伴奏チェロ・ソナタ
コダーイ : 無伴奏チェロ・ソナタ


そして、一夜明けてみれば、岩城さんも亡くなってました。。。。

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スローフード・フルコ〜ス!!

スローフード という言葉を知っている人!

これは、もともと、1980年代に、ファーストフード(※)に対抗する形で誕生したもの。

お馴染みの、M社を始めとするファーストフードが、世界各地に進出したことにより、一人のイタリア人が、地方伝統の食材や料理などを維持して行くことに危機感を覚え、これじゃいかん!と立ち上がったのが、スローフードの始まりです。

このスローフード協会は、今や世界中にあちこちあって、もちろん日本でも会員が増えて、運動が盛んになっているそう。
ファーストフードによる健康障害や、食事だけでなく、スピードを重視した現代社会の流れのことも警告しているのですが、簡単に説明すると、スローフードと言うのは、みんなが、安心して食べられる自然の食材を使い、それらで作られた料理やお酒を、じっくり味わいながら食事をしようではないか・・と言うもの。

そのスローフード発祥の地、ブラ (Bra) と言うイタリアの小さな町へ行ってきた。



あ、これ、イタリア・ワインの勉強〜!の続きです。今更ですが・・。
(チュニジアはどうなってるん?!たらーっ

スローフード (サイトは日本語)。
そのトレードマークは、スロ〜なカタツムリさん。
私もかなり、スロ〜な人間なので、スローフードの方針には納得しますが、私、食べるのだけは、速いんですわ〜。
大学生の頃は、友達に、
「速いようには見えへんのに、なんでそんなに食べるの速いん?」
と不思議がられたほど。
友人の言うとおり、ガツガツの早食いではなく、きわめて静かな早食いでした。
で、働き始めて時間に追われる生活が始まり、その早食いのスピードに、益々磨きがかかりました。
今は、またスロ〜な方向に傾き気味ですが、それでもやっぱり、クマゾウさんより早く食べ終わることもしばしば・・。

あ、いけない。スローフードについて述べている最中なのに。汗
そんな (どんな?結局全然説明できていない気もしますが) スローフードのレストランで、フルコースを頂きました。
アルバ (Alba) と言う町のレストラン。

一気に行きます。


生ひき肉、カルパッチョ。


グリーンアスパラ


スパゲティ〜


仔牛のお肉


ドルチェは、パンナコッタ。

そして、エスプレッソ。

もう幸せ〜♪ときめき
どれも、確かに自然な素材の味を生かした薄味で、とびきり美味しい!
スロ〜なテンポで、本来の食事の楽しみを感じながら、美味しい料理と、ワイン (私は舐めただけ) を十分 (10分ぢゃ〜ありません!) 堪能させてもらいました。

でも〜、早食いには、スロ〜に食べるのが時々キツイ。
ワインでも飲めたら別なんでしょうけど、お酒が飲めない私は、「間」 の取りかたも難しい。
食べるか、喋るか、黙って休むか・・しかない。
喋るのも得意ではないので、そこへ連れてきて下さった、クマゾウさんの知り合いとクマゾウさんに喋るのは任せて、会話に頷きつつ、箸を置いて (あ、フォークとナイフ。。。) 食べるのを休む私。
お腹も空いているし、もうちょっとスピード出して食べたいな・・・ (スローフードにおいては禁句?) 。back心の声

う〜ん。素晴らしく美味しかったけれど、やはり、スローフード・フルコースってのは、こんなワインと共に味わって、初めて成立するんでしょうか?


でも、本当に、デザートなんて、地面に沈んでしまいそうなくらいに (これ、分かるかな〜。ものすごい褒め言葉なんだけど) 、美味しくて、それこそ、もったいないからスロ〜テンポでケチケチ食べたい〜と思ってしまいましたわ・・・。

そして、この素晴らしいお食事の後に思ったこと。

やっぱり最後はお茶漬け食べた〜い。←これは、スローフードって言わないんだろな。。。

これでは、いけません・・・。
スローフード協会の方々、果てしなく不謹慎で本当にすみません。

でも、せわしない現代生活と、ファーストフード氾濫の世の中を考え直し、本当の食事とは何かを追求していくという姿勢は、私も見習いたいし、納得も、共感も出来る。

みなさんも、今日から、ファーストは辞めて、スロ〜で行きませんか?


※注・正しい日本語記述は、ファーストフードではなく、ファストフード だそうです。

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