学生(ドイツで)のころ、一緒に弦楽トリオをしていたロシア人のチェリストが、最近シュトゥットガルト放送交響楽団のソロチェリストになりました。
わーい。おめでとう。
放送交響楽団のトップ奏者になるのはとても大変なこと。
日本で言えば、N○K交響楽団のトップ奏者になるようなものでしょうか?
彼は、技術や音楽性はもちろん、人間的にも素晴らしい人なので
きっと、団員のみんなにも気に入られて、益々大活躍してくれることでしょう。
しかし、今考えたら、よく私なんかと一緒に演奏してくれたもんだ。
世界七不思議。
そう言えば、一緒にピアノトリオをしていたチェリストは、確かライプツィヒのゲヴァントハウス管弦楽団のソロチェリストをやってるはず(今もいるんだろか・・。)
私と一緒に演奏したチェリストは出世するらしい。
出世したい人は、私と共演しましょう。笑
冗談はさておき、かつての仲間の活躍は、ホントに自分のことのように嬉しいものです〜。
そして、チェリストと言えば、もうひとり。
つい先日、一週間くらい泊まりで弦楽アンサンブルの仕事に行ってきました。
その仕事とクマゾウさんの日本出張とが重なってしまったので、
私が、ディアナ(うちの犬)を連れて仕事に行くはめに〜。
いや〜、大変だった。思い出すのも疲れるので詳しくは書きませんが。。。
でもちょっと書く。
仕事の間、お世話になったのは、私の師匠のお宅。
師匠の奥さまが、私たちが練習や本番をしてる間、ずっとディアナの面倒を見ていてくださったんですが、あまりにも落ちつきない犬なので、かなり驚いていらしたようだった・・・。やっぱりなぁ。まぁ予想はしていたけど。
師匠のうちで昔飼っていた犬はおとなしい大型犬。
うちの犬は、快速で駆け回る小型犬。。。
先生&奥さま、すいませんでした。
しかし、そんなディアナも、実は大活躍しております。
なんと、TIME誌の表紙に!!
師匠宅で撮った写真なんですが、TIMEの表紙になりました!
← そんなアホな。
話を戻す。
師匠宅は、築250年以上も前(!)に建てられた家で、いわゆる「アルトバウ」と呼ばれる古い建物。
興味深いんですが、歩く度に床がギィギィ音を立てて軋むので、いちいち気を遣う。
そして、なんと言っても真横(ホントに真横)にある教会の鐘
がうるさいのなんの。
昼間はもちろん、夜中も(!)15分おきに鳴るのですが、
その度にディアナがびっくりして大騒ぎ。
いい加減寝かせてくれ〜!という毎日を過ごしました。
なんか練習とかコンサートよりも、先生の家に滞在するということが一番疲れた。。。
あ、チェリストの話をするはずが、話が全く反れてしまいました。。。
弦楽オーケストラの仕事だったんですが、そのアンサンブルで
一緒に弾いていたハンガリー人のチェリスト。
以前から、うまいなぁ・・と思っていたら、何と昨年のチャイコフスキー国際コンクールで3位になっていた!!あはは〜。うまいのも当たり前でしたな。
しかし、若いのに、もの腰の低い穏やかな、とても感じのよい青年でした。
ディアナ(うちの犬)を滅茶苦茶かわいがってくれて、散歩までしてくれた!!
ちなみに、ソリストとして来ていたヴァイオリニストは、数年前に私の師匠が中国で見つけてきた女の子で、『中国の五嶋みどり(MIDORI)』・・みたいな存在の天才少女(だそうです)。
最近はドイツでも大活躍しているようですが、まだ若干20歳。
中国ではMIDORIと同じように、彼女のドキュメンタリーも放映されたとか。
ちなみに彼女は犬が苦手だった。。。。
けど、ディアナみたい落ち着きのない子やった〜。笑
二人とも、そのうち日本でも活躍する日が来るかもしれないので、皆さん注目していてください。
ヴァイオリンが、
Tianwa Yang 。チェロが、Istvan Vardai。
どっちも日本語で書くの難しい。。。
あ、チェリストでもうひとり!
二頭身。二親等。
新しいCD
が出たそうだ。もはや新しくないか・・・。
サン=サーンス:チェロ協奏曲、交響曲第3番
藤森亮一,NHK交響楽団,広上淳一,サン=サーンス
最後にオマケみたいになってすんません。
サンサースファンの方、N響好ファンの方、チェロファンの方、
二頭身二親等ファンの方、是非聴いてみてください。