ちょっと前の近所の公園の様子。
今はもう少し紅葉が進んでいます。
というか、葉っぱがかなり散ってしまって、さみし〜い感じになってきた。
今日、10月3日は、ドイツ統一記念日でした。
もう日本は4日になってしまいましたが。
東西が統一されたのが1990年なので、今年で18年。あー。早い。
統一について私が思うことは、すでに先日、ドイツ滞在○○周年とかいう記事で書いたので、今日はもう触れませんが、代わりに、東西ドイツ統一をテーマにしたドイツ映画の話をちょっとだけ。やはり今日は、テレビでも東西統一にちなんだ番組がいろいろ放送されているので。
2007年の第79回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞したドイツ映画、
善き人のためのソナタ (原題 Das Leben der Anderen)が、まさに今、テレビで放映中です。しかし、私は今、違う番組を見ながらこれを書いております(あかんやろ)。まぁ、DVDを持っているので、今日はいいや・・ということで。
この映画については
以前にも書きました が、いちいち新しいページを開いて読む・・というのが億劫な、私と同じようなめんどくさがりの方もたくさんいらっしゃるでしょうから、またここでもしつこく書いておく。
壁が崩壊する前の東ドイツを舞台に、その残忍さ、非常さにおいてナチス時代のゲシュタポにも比較されるシュタージという強大な監視システムに初めてメスを入れ、一党独裁の恐怖統治内部のおぞましい腐敗と愚劣な為政者たちによって翻弄される芸術家達の苦悩を浮き彫りにした見事なヒューマンドラマであり、哀切極まりないラブ・ストーリーである。
善き人のためのソナタ公式サイト より。
今から二十数年前の話です。
私の友人達も、こんな政治体制のもとで(それもつい最近まで)、暮らしていたなんて、未だに信じられません。私がドイツに来たのは1995年だったから、当時は、たった5年前の話なのか・・と思ってぞっとしたものです。
そうそう、この映画がアカデミー賞を受賞したあと、主演のUlrich Müheさん、病気で亡くなったんです。ビックリしました。
そして、今日は、この映画のあとに、
グッバイ、レーニン! も放映されるみたいだ。
これも有名なドイツ映画で、東西統一直後のドイツを描いた作品。ご覧になった人も多いかもしれません。これについては、まだこのブログでは紹介したことがないのですが、長くなるので、またの機会に・・(例によって、あてにならない予定です)。
東西統一前のドイツを描いた映画と、統一直後を描いた映画の二本立て。
ちょっと疲れそうですが。
そう言えば、日本でも有名な元フィギュアスケート選手の
カタリーナ・ビット (正しくはカタリーナ・ヴィットと書いたほうがいいかも)も、旧東ドイツ人。
国に行動を監視されていた選手時代のことを告白して話題になったのも記憶に新しい(私のいい加減な記憶によると、2、3年前だったかな)。情報漏洩のないようにと、手紙などもすべて、国によってチェックされていたそうです。
下の動画は、カルガリーオリンピックの時のカタリーナ・ビット。懐かし〜。妖艶な雰囲気もありますが、まだかわいらしさも残っていた頃・・。笑
しかし、この笑顔のウラでは、旧東ドイツ体制の厳しい監視に苦しめられていたわけです。なんとも恐ろしい話。
クリックで再生。
彼女も今は、すっかりおばさんになってしまったけど、なんだかタレントのようなこともして、ドイツのテレビによく登場しています。おばちゃんではありながら、今でも綺麗ですけど。まぁ、あの頃の可憐な感じはもうないですな。20年もたったら誰でもそうか。笑
現在の彼女をもっと見たい方は
こちら でどうぞ。
え、もういいですか?
あ、これで十分。そうですか。
ドイツは、この祝日のお蔭で3連休です。旅行に出かけられた人も多そうですが、うちは散歩止まりでした・・ははは。そんなもんです現実は。
善き人のためのソナタ スタンダード・エディション
グッバイ、レーニン!