2008年10月の記事 | ♪Arte Gagliano♪
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王さま通りを歩く

今日も、また「統一記念日とドイツ映画ちょっとだけ」が出て来るだろう・・と、半ば呆れながら、このページを訪問してくださった貴方。残念でした。今日は違いました!



ここはケーニヒスアレー(Koenigsallee)。
私の住む町の、おそらく、最も有名な通り。
検索したらすぐに出てきそうな、ありがちな写真ですが、どこかから盗んできたものではなく(笑)、先週末、犬と散歩中に撮ったものです。

こんなに長らく更新してないにもかかわらず、毎日更新されているかどうかをチェックしてくださる方がいらっしゃるようなのです。それって、両親だけちゃうんか・・と思っていたのですが、サイドに貼ってある「今日の訪問者」のクマが示している数字が「1」でないところを見ると、やっぱりほかにも見に来てくださってる方がいる様子・・。
いつまで経っても、トップページが、「統一記念日とドイツ映画ちょっとだけ」の記事のままで大変申し訳ございませんでした。

特に面白いことがあったわけではないのですが、散歩中に見かけた風景が、あまりにも綺麗だったので、せっかく撮った写真をこのままお蔵行き(?)にするのももったいない気がして、まだ秋のうちに公開しておこうと思いまして。



日本語にすると「王さま通り王冠2」という名前にふさわしく、高級ブランド店が軒並み並び、ファッションの世界でも有名な通り。ぴかぴか
最近では、元スパイズガールズで、今はベッカム選手の奥さんである、ヴィクトリア・ベッカムが、自分のプロデュースしたジーンズ(だったと思う)を、このケーニヒスアレーにあるセレクトショップに入れるとかなんとかで、この、王さま通りを訪問していたらしい。クマゾウさんの同僚は、ヴィクトリアを一目見ようと、会社が終わるやいなや、そこに駆けつけたらしいです。(写真は、その店とは関係ありません)

約1キロメートルのそれほど長くない真っ直ぐな通りですが、小川を真ん中に挟んで、その両側に、高級ブランド店や銀行がズラリと建ち並んでいます。
ブランドものには全く興味のない私ですが、ここは単純に景色が美しいし、そしてここを颯爽と歩いているお洒落な人々を観察するのは非常に興味深いです。



我が家からもそう遠くはない距離なので、本当は度々散歩したいところですが、なんせ、この通りを歩く人々は、みんなお金持ちでお洒落(・・だと勝手に思ってますが、実際はどうなんでしょう?)なので、小市民が、普段着でぶらぶらするには気が引けるのです。それに、お金持ちが多いから、スリも多いに違いない。(・・って、すられるもの何も持ってないけどあせあせ
なので、私がここを通るのは、歯医者に行くときくらい。それも、どうしてもここを通らなければ行かれないから、仕方なく駆け足で・・・。
歯医者に行くのに、バッチリ化粧して、お洒落に着飾って行くアホはいないと思いますが、超普段着のオバサンが、すっぴんでここを通るのは、場違いもいいとこですな。ほんとに。
そんなハイソな通りを、こんなにゆっくりと散歩できたのは、日曜日の早朝だったからです。
ドイツの日曜日は、お店もお休み。ウインドウショッピングをしている人たちはたくさんいましたが。

ということで、王様通りの高級ブランド店の前で写真撮ろう!!という、なんの意味もない企画、いきます。(間違っても中には入らない。入れない。)

プラダの前でカッコつけるうちの犬。


ルイ・ヴィトンの前で、ちょっと馬鹿にした笑みを浮かべるのうちの犬。

後ろに移っているおじいさんのズボンに注目。流行の波に乗ってチェックのズボンだった。
しかし、こういうのお洒落っていうんですか?

シャネルの前で何故かむちゃくちゃ嬉しそうなうちの犬。


カルティエと・・・。

偶然信号でカルティエの前に止まっていた車。高級車だったら良かったが、残念ながら、POLOでした・・笑。

ブルガリの前で、ちょっと疲れてきたうちの犬

チェックおじいさん、ここにも登場。

エルメスの前で、もううんざり・・のうちの犬。


まだまだいっぱいあるのですが、もう結構って感じですね。

普段の日に、こんな写真を撮りまくっていたら、いつも店の前にで〜んと立っているセキュリティーのおじさんに怒られるに違いない。まぁ、日曜日でも、店のど真ん前にしゃがんで、「はーい!おすわり〜!マテ〜!よーし!いい子〜!」とかやってる日本人のオバサン・・・いい迷惑でしたでしょうな・・・。モゴモゴ

それにしても並木道が美しい。


王様通りの散歩を満喫した日曜日でした。
下を向いて歩いていると、いっぱい犬の落とし物があったのにはガックリ来ましたが。うんち下向き

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統一記念日とドイツ映画ちょっとだけ

紅葉
ちょっと前の近所の公園の様子。
今はもう少し紅葉が進んでいます。
というか、葉っぱがかなり散ってしまって、さみし〜い感じになってきた。

今日、10月3日は、ドイツ統一記念日でした。
もう日本は4日になってしまいましたが。

東西が統一されたのが1990年なので、今年で18年。あー。早い。

統一について私が思うことは、すでに先日、ドイツ滞在○○周年とかいう記事で書いたので、今日はもう触れませんが、代わりに、東西ドイツ統一をテーマにしたドイツ映画の話をちょっとだけ。やはり今日は、テレビでも東西統一にちなんだ番組がいろいろ放送されているので。

2007年の第79回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞したドイツ映画、善き人のためのソナタ(原題 Das Leben der Anderen)が、まさに今、テレビで放映中です。しかし、私は今、違う番組を見ながらこれを書いております(あかんやろ)。まぁ、DVDを持っているので、今日はいいや・・ということで。

この映画については以前にも書きましたが、いちいち新しいページを開いて読む・・というのが億劫な、私と同じようなめんどくさがりの方もたくさんいらっしゃるでしょうから、またここでもしつこく書いておく。


壁が崩壊する前の東ドイツを舞台に、その残忍さ、非常さにおいてナチス時代のゲシュタポにも比較されるシュタージという強大な監視システムに初めてメスを入れ、一党独裁の恐怖統治内部のおぞましい腐敗と愚劣な為政者たちによって翻弄される芸術家達の苦悩を浮き彫りにした見事なヒューマンドラマであり、哀切極まりないラブ・ストーリーである。

善き人のためのソナタ公式サイトより。

今から二十数年前の話です。
私の友人達も、こんな政治体制のもとで(それもつい最近まで)、暮らしていたなんて、未だに信じられません。私がドイツに来たのは1995年だったから、当時は、たった5年前の話なのか・・と思ってぞっとしたものです。
そうそう、この映画がアカデミー賞を受賞したあと、主演のUlrich Müheさん、病気で亡くなったんです。ビックリしました。

そして、今日は、この映画のあとに、グッバイ、レーニン!も放映されるみたいだ。

これも有名なドイツ映画で、東西統一直後のドイツを描いた作品。ご覧になった人も多いかもしれません。これについては、まだこのブログでは紹介したことがないのですが、長くなるので、またの機会に・・(例によって、あてにならない予定です)。

東西統一前のドイツを描いた映画と、統一直後を描いた映画の二本立て。
ちょっと疲れそうですが。汗

そう言えば、日本でも有名な元フィギュアスケート選手のカタリーナ・ビット(正しくはカタリーナ・ヴィットと書いたほうがいいかも)も、旧東ドイツ人。
国に行動を監視されていた選手時代のことを告白して話題になったのも記憶に新しい(私のいい加減な記憶によると、2、3年前だったかな)。情報漏洩のないようにと、手紙などもすべて、国によってチェックされていたそうです。

下の動画は、カルガリーオリンピックの時のカタリーナ・ビット。懐かし〜。妖艶な雰囲気もありますが、まだかわいらしさも残っていた頃・・。笑
しかし、この笑顔のウラでは、旧東ドイツ体制の厳しい監視に苦しめられていたわけです。なんとも恐ろしい話。


クリックで再生。

こんなおばちゃんになってしまったけど・・・。彼女も今は、すっかりおばさんになってしまったけど、なんだかタレントのようなこともして、ドイツのテレビによく登場しています。おばちゃんではありながら、今でも綺麗ですけど。まぁ、あの頃の可憐な感じはもうないですな。20年もたったら誰でもそうか。笑

現在の彼女をもっと見たい方はこちらでどうぞ。
え、もういいですか?
あ、これで十分。そうですか。

ドイツは、この祝日のお蔭で3連休です。旅行に出かけられた人も多そうですが、うちは散歩止まりでした・・ははは。そんなもんです現実は。

善き人のためのソナタ スタンダード・エディション
善き人のためのソナタ スタンダード・エディション

グッバイ、レーニン!
グッバイ、レーニン!

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