いつもの公園。みどり濃かった木々もすっかりこんなふうに・・。2009年9月9日(09.09.09. )ということで、
今日は、結婚式を挙げるカップルが、いっぱいいるそうです。
ぞろ目にこだわるのは、万国共通ですな。
ドイツでの結婚式は、Standesamt(シュタンデスアムト)で行われます。
Standesamt。市役所の戸籍課のこと。
この役所は、入籍の届け出を提出するためだけの場所ではなく
結婚式をする場所でもあるというわけです。
もちろん、教会できちんとした式を挙げる人たちもいるけど
どっちにしろ、入籍をするためには、役所での式は必須なのだそう。
ヨーロッパの結婚式といえば、例えば映画でもよく見られるような、
教会での挙式を想像していた人が多いかもしれないけど、
ドイツでは、役所で小さな式だけして、その後、みんなでパーティーをする、
という形を取る人のほうが、最近は多いんじゃないか・・と思います。
これは、調べたわけではなく、あくまでも私の印象ですが。
Standesamtで行われる式は、宗教も何も関係ないので、
牧師さんがいるわけでもなく、役所の職員が司会進行(?)、
証人の立ち会いのもと、誓いの言葉をかわし、その後、
紙にサインして入籍完了・・・。という流れになるそうです。
私の友人(ドイツ人)は、役所で式をしたあと、教会でも挙式。
それからパーティー・・という、フルコースでやってましたが、
おそらく、彼らは敬虔なクリスチャンだったのだと思う。
そんな、Standesamtが、うちの近所にあります。
私がいつも犬と散歩している大きな公園沿い。
09.09.09。ぞろ目の日。ということで、噂通り、今日の役所の周りは、
入籍を済ませて出てくるカップルを待つ人たちで、賑わっていました。
毎日、この、役所と隣り合わせの大きな公園を散歩していると、
式を終え、公園の芝生で記念撮影をしている新郎新婦を
たびたび見かけるのだけど、今日は、さて、この街の役所で
何組のカップルが式を挙げたでしょう・・。
ところで、結婚式がらみの話になると、自分たちの
へんてこなエピソードを思い出さずにはいられませぬ。
もう、何年も前の話ですが、今日Standesamtの前を通りかかったら
また思い出が甦ってきた。前にも書いた気がするけど、
探すのも面倒なので、また書いてみます。
私たちは、このStandesamtで式を挙げるというドイツのやり方ではなく、
在ドイツ日本総領事館経由で入籍届けを日本に「郵送」する、
という手段を選んだのでした。
先ず、サインした入籍届けを、自分の手で在ドイツ日本総領事館に提出。
それを、領事館の職員の方が、日本に(外務省かどこか?)に郵送。
それが今度は街の役所に郵送され、そこでやっとと受理される・・・
という仕組み。
私たちが書類を領事館に「提出」した日ではなく、
書類が日本の市役所に「受理」された日が入籍日となるわけです。
しかし、ドイツで提出した書類が、回り回って日本の市役所に到着する日なんて、
予め知ることができるわけもなく、結局、ドイツでの提出から数週間後、
日本の役所に電話して、届け出が「受理」された日を自分で確認し、
初めて、「ああ、私たちは、○月○日に結婚したのだ・・・」
と、知ることとなったのでした。
うちもそう〜!っていう人、います?
たいていの場合、国際結婚の人は、ドイツの役所で入籍するだろうし、
日本人どうしの場合は、日本で入籍してからこちらに来る・・・・
というパターンが普通だと思うのだけど、なんで、こんな奇天烈なことをしたのか。
単に、日本に帰る時間もお金も節約したかったからでした。
夢もなんもありませんな。
(本当のところは、その方法しか全く念頭になかったからなのですが)まぁ、勝手に決められた結婚記念日というのも、そうそう無いものだし、
それはそれで、私たちらしくていいかな、と、今では気に入っています。
それに、提出してから受理まで数週間待っている間に、
大切な結婚記念日が、大安になるか、仏滅になるか・・という、
スリル感を味わうことができたのは、なかなか貴重な体験でした。
ほとんど負け惜しみにしか聞こえなくなってきてますが、
その結果は、友引!!
もし、いつが結婚記念日になるかわからない、そのスリル感を私も味わいたい!
という奇特な人がいれば、この、領事館経由で郵送という入籍の方法、
オススメいたします。
そんな人いるか〜っ!!
もしいらしたら、ぜひお友達になりたいものです。
今日が09.09.09....ということは、明日はディアナの誕生日だ〜
なんかしなくちゃなー