2009年09月の記事 | ♪Arte Gagliano♪
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二つの記念日




向こうの方でひなたぼっこしている人たちが、もうコートを着ているの、見えますか〜?
いい天気だけど、ドイツはもう寒い。

ドイツで暮らし始めて、今日でとうとう丸14年経ちました。
渡独14周年記念日です。
今日からドイツ暮らしも15年目に入ります。

そして、このブログを始めて、今日で丸4年が経ちました。
ブログ開設4周年記念日です。
今日からブロガー生活も5年目に入ります。

ブログを始めてから、この日、9月19日は毎年欠かさず更新しているので、
今年も日付が変わるまでに、頑張ってみました。
毎年同じことをしてますが、昨年、一昨年、3年前...
一体何を書いていたか確かめようと、過去記事を読み返していたら、
昨年の記事に、大間違い発見!!

渡独14周年記念日

ブログ開設4周年記念日

太字でデカデカと、そう書いてありました。しかも、嬉しそうに絵文字までつけて。
しかし、本当は、昨年は渡独13周年で、ブログ開設も3周年でした。
嗚呼、どんくさい。

二年前の記事を見てみたら、ちゃんと、12周年&2周年って書いていたのに。
無意識に13という数字を避けていたのだろうか。結構好きな数字なのに。

その反動で、今年は地味に小さく書いてみました。

14年と言えば、もう一昔以上前からここで暮らしていることになるのですが、
未だに、わたくし、「そんなに長く海外で生活している人には見えない」と、
初対面の人に、よく言われます。はて、これは、喜んでいいのか悪いのか。

長年海外で生活すると、日本の生活に戻るのはもう無理!と感じる人が多いようだけど
私は、もしかしたら、日本の生活に戻っても案外やっていけるのかも?と秘かに思っています。
それはでも、反対に、まだドイツに十分馴染めていないということでもあるので
これではいかんっ!!と、15年目の今年は、自分に喝を入れつつ、
これまで以上に、「ドイツらしいドイツ生活」を楽しめたらと思います。
「海外生活長そうに見えるわー!」と言われたら、それはそれでかなりショックですが。

これまで過ごしてきた14年は、振り返ると、懐かしくないわけがなく、
今もこうして、ドイツに居を構えて、毎日過ごせていることを思うだけでも
しみじみと感慨深いのですが、それをいちいちここに書いていると
また終わりがないので、今年は、さらりとこの辺で、お終いにします。

さらり...って、もう35行も書いてるし

あー。今日は、本当は、日本のみんなに紹介したくてずっとうずうずしていた、
間もなく東京で開催される『ドイツ映画祭2009』の話も一緒に書きたかったのだけど、
次回にします。これも、相当長くなりそうなので....。

最後にこう予告して、予定通り書けたことってほとんどないなー。
でも、絶対紹介したいので、近いうちに!

そろそろ、ネタ切れの5年目ですが、お手柔らかに、今後ともよろしくお願いいたします。



JUGEMテーマ:ドイツ

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09.09.09.



いつもの公園。みどり濃かった木々もすっかりこんなふうに・・。

2009年9月9日(09.09.09. )ということで、
今日は、結婚式を挙げるカップルが、いっぱいいるそうです。
ぞろ目にこだわるのは、万国共通ですな。

ドイツでの結婚式は、Standesamt(シュタンデスアムト)で行われます。
Standesamt。市役所の戸籍課のこと。
この役所は、入籍の届け出を提出するためだけの場所ではなく
結婚式をする場所でもあるというわけです。
もちろん、教会できちんとした式を挙げる人たちもいるけど
どっちにしろ、入籍をするためには、役所での式は必須なのだそう。

ヨーロッパの結婚式といえば、例えば映画でもよく見られるような、
教会での挙式を想像していた人が多いかもしれないけど、
ドイツでは、役所で小さな式だけして、その後、みんなでパーティーをする、
という形を取る人のほうが、最近は多いんじゃないか・・と思います。
これは、調べたわけではなく、あくまでも私の印象ですが。

Standesamtで行われる式は、宗教も何も関係ないので、
牧師さんがいるわけでもなく、役所の職員が司会進行(?)、
証人の立ち会いのもと、誓いの言葉をかわし、その後、
紙にサインして入籍完了・・・。という流れになるそうです。

私の友人(ドイツ人)は、役所で式をしたあと、教会でも挙式。
それからパーティー・・という、フルコースでやってましたが、
おそらく、彼らは敬虔なクリスチャンだったのだと思う。

そんな、Standesamtが、うちの近所にあります。
私がいつも犬と散歩している大きな公園沿い。

09.09.09。ぞろ目の日。ということで、噂通り、今日の役所の周りは、
入籍を済ませて出てくるカップルを待つ人たちで、賑わっていました。

毎日、この、役所と隣り合わせの大きな公園を散歩していると、
式を終え、公園の芝生で記念撮影をしている新郎新婦を
たびたび見かけるのだけど、今日は、さて、この街の役所で
何組のカップルが式を挙げたでしょう・・。

ところで、結婚式がらみの話になると、自分たちの
へんてこなエピソードを思い出さずにはいられませぬ。
もう、何年も前の話ですが、今日Standesamtの前を通りかかったら
また思い出が甦ってきた。前にも書いた気がするけど、
探すのも面倒なので、また書いてみます。

私たちは、このStandesamtで式を挙げるというドイツのやり方ではなく、
在ドイツ日本総領事館経由で入籍届けを日本に「郵送」する、
という手段を選んだのでした。

先ず、サインした入籍届けを、自分の手で在ドイツ日本総領事館に提出。
それを、領事館の職員の方が、日本に(外務省かどこか?)に郵送。
それが今度は街の役所に郵送され、そこでやっとと受理される・・・
という仕組み。

私たちが書類を領事館に「提出」した日ではなく、
書類が日本の市役所に「受理」された日が入籍日となるわけです。
しかし、ドイツで提出した書類が、回り回って日本の市役所に到着する日なんて、
予め知ることができるわけもなく、結局、ドイツでの提出から数週間後、
日本の役所に電話して、届け出が「受理」された日を自分で確認し、
初めて、「ああ、私たちは、○月○日に結婚したのだ・・・」
と、知ることとなったのでした。

うちもそう〜!っていう人、います?
たいていの場合、国際結婚の人は、ドイツの役所で入籍するだろうし、
日本人どうしの場合は、日本で入籍してからこちらに来る・・・・
というパターンが普通だと思うのだけど、なんで、こんな奇天烈なことをしたのか。
単に、日本に帰る時間もお金も節約したかったからでした。
夢もなんもありませんな。
(本当のところは、その方法しか全く念頭になかったからなのですが)

まぁ、勝手に決められた結婚記念日というのも、そうそう無いものだし、
それはそれで、私たちらしくていいかな、と、今では気に入っています。
それに、提出してから受理まで数週間待っている間に、
大切な結婚記念日が、大安になるか、仏滅になるか・・という、
スリル感を味わうことができたのは、なかなか貴重な体験でした。
ほとんど負け惜しみにしか聞こえなくなってきてますが、
その結果は、友引!!

もし、いつが結婚記念日になるかわからない、そのスリル感を私も味わいたい!
という奇特な人がいれば、この、領事館経由で郵送という入籍の方法、
オススメいたします。

そんな人いるか〜っ!!
もしいらしたら、ぜひお友達になりたいものです。

今日が09.09.09....ということは、明日はディアナの誕生日だ〜
なんかしなくちゃなー

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ドイツのポーランド侵攻から70年


9月1日は、ナチスドイツがポーランドに侵攻した日。
要するに、第二次世界大戦の始まりとなる日です。
昨日でちょうど70年。とういうことで、式典が行われたそうだ。

ドイツのメルケル首相は、ドイツ軍のポーランド侵攻について
『欧州や世界に甚大な危害を加えた。』 と謝罪
し、
『ドイツ首相として、式典に招待されたことは、ポーランドとの和解の印。
今は敵ではなく、パートナーとして人権の尊重など、共に闘っていきたい。』
と話したそうです。

同じく式典にロシア、プーチンが、どう出てくるか注目されていたのだけど
ドイツの、過去に対する過ちをはっきり謝罪する姿勢とは裏腹に、
結局彼の口からは、謝罪の言葉はなかったそうだ。
まだまだ残る世界大戦の深い溝。いつ埋まることになるのだろう。

ドイツが過去にやってきたことは、許され難いことに変わりはないけど
現在のドイツは、はっきりと、その過ちを全て認めている。
そんなドイツが、私は、やっぱり好きだなー。

昨日見ていたあるニュース番組で、
ポーランド人がインタビューに答えていたこと。

『このひどい歴史は忘れてはならないことだけれど、
もう、毎回、毎回、いつまでもほじくり返すのはやめましょう。』

ポーランド人も今やドイツを理解し、受け入れているということ。
過去の過ちを、振り返ることはあっても、ずっと引きずり、
いつまでも啀み合い続けている場合では無いということ・・。

そこで、ふと考えた。
この言葉が、中国人の口から聞けるだろうか。
ドイツの、過去への向き合い方や、
平和のための歩み寄りの姿勢を、
日本も、もっと見習うべきだと思う。

政権も交代したことだし、期待したいものですなー。

ということで、今日は真面目な話だけでごめんなさいです。

ナチスのポーランド侵攻にまつわる映画というのが、
ウィキペディアに載っていたので、その中からちょっとだけ
ここで紹介しようと思います。


★ブリキの太鼓

スマイルBEST ブリキの太鼓 HDニューマスター版 スタンダード・エディション [DVD]


これは、原作がドイツ人のノーベル賞受賞作家、ギュンター・グラス。
以前、ここのブログにも取り上げたことがあったけど、
グラス自身が、実は、ナチスの親衛隊員だったというのを
数年前に告白し、ドイツ国内でも大きな話題となりました。
本は読んだことがありますが、映画は観たことがない〜。
カンヌ映画祭と、アカデミー賞で、外国映画賞を受賞しているそうです。
一度観てみたい。

こっちが原作↓
ブリキの太鼓 第1部 (集英社文庫 ク 2-2)



★戦場のピアニスト (The Pianist)

戦場のピアニスト [DVD]

これは記憶に新しいな。やっぱり観てないけど
こちらも、カンヌやアカデミー賞受賞作。(監督賞、脚本賞、主演男優賞)



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