2010年01月の記事 | ♪Arte Gagliano♪
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日本週間とザクロタン

これが、その、ドイツで一番ポピュラーではないかと思われる殺菌剤、ザクロタンです。
SAGROTANと書いて、ドイツ語では、ザクロタンと発音します。
日本の方々には、「『ザクロたん』なんて、なんか、かわいい名前〜!」
などと言われますが、この写真を見たら、そのかわいいイメージも吹っ飛ぶことでしょう。
イギリスの会社のものみたいですが、英語圏の国ではなんて言うのでしょう?サグロタン?
左が部屋の空気を綺麗にするスプレー。
右が、例のAVATARで、貸しメガネだった時のことを考えて、念のため持参した携帯タイプ。
ほかにも、手の消毒をするジェルとか、洗濯に使う殺菌剤とか色々な種類があります。
なんでも殺菌ザクロタン


そんなことより、後輩のみかちゃんが教えてくれた、嬉しい情報を皆さまにも!

来週、ドイツの3satというテレビチャンネルで、日本の特集番組が放送されます。
月曜日〜日曜日まで!(要するに毎日!!)
日本在住の皆さまにとっては、関係のない話ですね・・。
日本でもインターネットなどで見ることができたりするのでしょうか?

Im Fokus: Japan 
3sat-Themenwoche vom 18. bis 24. Januar 2010


東京はもちろんですが、京都や広島や厳島も出てくる。
日本のサラリーマンの状況のルポタージュとか、坂本龍一のインタビューとか、
日本に関する色んな分野のドキュメンタリー、邦画もたくさん放映されるようです。
河瀬直美監督のDer Wald der Trauer(邦題は『殯の森』)や、
Ring(邦題『リング』松嶋菜々子の出てる作品?)などなど。

そして、日曜日にはヴァイオリニスト、MIDORI(五嶋みどり)のドキュメンタリーも〜!
生徒さんたち、是非見てください。

月曜から金曜までは、毎晩20時15分から深夜まで。
土曜日は、19時20分から。
日曜なんて、朝の10時15分から夜まで一日中、日本!日本!日本!です。

ドイツで、こんな番組が企画されるというのは、嬉しいものです。
はりきって、録画するかも!


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AVATAR 映画※1/100

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ、変わらずお付き合い下さいますよう、よろしくお願いいたします。

取って付けたような挨拶はこれで終わりにしまして、
突然ですが、今年から、観た映画を数えようと思います。100作品に至るまで。
チェンバロ奏者mayumiさん(高校の先輩でもありまする)の真似してみましたー。
映画も100本観れば、語れるようになるんだそうです。ほんまかな。
というわけで、映画館で観たのはもちろんですが、DVDもテレビも全部数えることにします。
そうでないと、何十年もかかりそうなので。

映画100本企画、一本目は、久々の映画館で。もちろんドイツの、です。
AVATER(アバター)観てきました!何年ぶりだろう。映画館で鑑賞するのは。
多分、スピルバーグ監督のミュンヘン以来です。かなり前ですな・・。

クマゾウさんは、絶対趣味に合わないから!と、しきりに嫌がってましたが、私は、あちこちのブログで、「アバター、めっちゃ面白い〜!!」という話を聞いたり読んだりして、ちょっと興味があったし、映画サイトや雑誌などでの評価もかなり高かったので、一度は観ておいたほうがいいのかなと思い、まずは、話題作、AVATARを一本目に選んだのでした。

この作品の何が話題になっているかというと、3D。3次元の世界です。
3D映画専用の眼鏡をかけて観るんです。
こんなメガネ。これ、2ユーロちょっと(映画のチケット代に含まれる)。
3Dメガネ
昔、児童用雑誌に、片方が赤で、もう片方が青(緑でしたっけ?)のセロファンのメガネが付いていて、それをかけて雑誌の絵(写真)を見ると、あら不思議!絵が飛び出て来たよ!というものがありましたが、それの映画版?(でいいの?)

AVATARは、最新のテクノロジーを駆使した映画なので、児童雑誌の赤と緑のセロファンメガネと比べちゃいけませんが、ま、それでも、安っぽい、付録みたいな、ただの色つきメガネ・・のように見えますなー。2ユーロちょっとなので、実際安いんですが。その分、映画館が、スクリーンやプロジェクターにお金費やしているんでしょうけどね。

ドイツの映画館、もしくは、私の観た映画館に限るのかもしれませんが、このメガネ、使い捨てというか、一人一人、きちんとビニール袋に密封された状態でもらえて、上映後に回収されることもなかったので、持って帰ってきました(よかったんやろか・・?クマゾウさんは、上映館を出たところで、メガネ回収箱を見たらしい。私、気付きませんでした・・)。持って帰ってこの先、何に使うねん・・って自分でつっこんでおきます。

日本とドイツでは、3D映画の上映の方式が異なるようで、日本の映画館では、使い捨てではなく、電池が入った、もっと重いメガネが使用されているという話を聞きましたが、このAVATARという映画、2時間40分の長い作品なので、私にとっては、ドイツ式の、この安っぽい、でも軽いメガネで助かりました。
と言うのも、わたくし、普段から、メガネをかけているので、ただでさえ重いんです。その上にまたメガネとなると、2重メガネですよっ。しかも、わたくし、鼻の高さがほとんどないので(ドイツ人曰く、鼻がない!)、ずり落ちてくること間違いなし。そんな状態で160分も耐えられるのか、不安だったのです。それに、もし貸し出しメガネだとしたら、それって、回収されたあと、毎回きちんと除菌されてるんだろうか・・とか、余計(でも重要)なことが気になって。ちなみに、出かけるときは、貸し出しメガネだったときのことを考えて、ザクロタン(ドイツで最もポピュラーな殺菌剤です)持参で行きました(笑)。結局使いませんでしたが。

前置きが長くなってしまいましたが、映画の感想。
これは、あくまでも私の感想です。主観的な。という断りを先ず入れておいて・・。

長い年月と、巨額の費用がかけられただけのことはあって、コンピューターグラフィックによる映像の技術は素晴らしいです。映像の美しさには魅了される。CGだという違和感も全くないし、ああ、これが最先端の技術なんだ・・と素直に感心しました。

が、しかし!!!!

AVATARファンの皆さんごめんなさい。
私にとっては大ハズレでございました。
もしかしたら、今年のワースト3に入るかも!っていうくらい。
まだ、今年の一本目なのですが・・。

ひとことでいうと、全く心に残るものがありませんでした。
過剰な広告に騙された感じ。

ストーリーにも、映像的(色彩的)にも、なんか、センス悪っ!!って思ったのは私だけ?
上にも書いた通り、3DやCGの最新技術はすごいけれど、でもそれだけ・・・でした。
この作品に込められたメッセージは、大人向けですが、何故か子どもの為の映画みたいに感じてしまって、全然入り込めなかった。

日本ではどうなのかわかりませんが、ドイツでは、ちょうど作品の半ばで10〜15分程度の休憩が入るので(3時間近い長編なので、色々もよおす人もいるという計らいなんでしょうか。ちょっと調子狂う・・)、そのせいもあったかもしれませんが、全体的に、どうもチープな感じがしてならない。
それに、3Dも、テーマパークのアトラクションで十分だなぁ・・・と。


映画に何を求めるかで、感想も全然違ってくると思うので、AVATAR最高だったぜぃ!と思う人がいて当然で、私も決して否定をしているわけではありません。単に私の趣味に合わなかったんだろうな。何度も言いますが、最新テクノロジーにはただただ脱帽。

でも、しかし。(なんか、ドイツ人みたいになってきたな、わたし。)

例えば、俳優一人取ってもそうですが、やっぱり生身の人間が演じているのと、CGで作られたものが動いているのとでは、人の心に届くものは違う。人の演技を堪能する楽しみが、この映画には全くなかったのでした。CG主体の作品なのだから当然で、だったらこんな映画見に行くな・・って話になりますが。最新のテクノロジーも、心の奥まで働きかける力においては、生身の人間に敵わないということですね。音楽も同じ。

映画館を出て、そのまま駐車場に向かった私たちですが、新春一本目の映画が期待はずれに終わったことで、あまりにもショックだったのか、映画館の窓口で申し出れば無料になったはずの駐車料金を、ご丁寧に、しっかり払って帰ってきてしまったのでした。
たかが3.5ユーロ、されど3.5ユーロ。(涙)

あんまり悔しいので、夜、たまたまテレビで放映されていた映画、The Day After Tomorrow (デイ・アフター・トゥモロー)を観て、口直ししたぞー(3時間の映画を観た後に、もう一本というのはキツかったですが)。だいぶ前に話題になったカタストロフィ映画ですが、こっちのほうが、断然よかったなー。ちなみに、これ、アメリカ映画ですが、監督はドイツ人〜!!

嗚呼、新年から思いっきり毒吐いてしまった〜。これで、ブログの読者減ったかも〜。笑
でも、深く考えないで、単にエンターテイメントとして観れば面白いと思います。迫力もあるし、飛び出る3Dも楽しいと言えば楽しい。早くも興行収入が、ロード・オブ・ザ・リングを抜いたそうなので(ほんまかいな!)、この作品が気になっている方は、見に行って自分の目で確かめてきてくださいね〜。
あ、3Dメガネは、貸し出しかもしれませんので、ザクロタン(殺菌〜!)をお忘れなく。



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